注目スクール

地域で育むあたたかい絆 寺子屋けやき塾

授業風景

 

三田市立けやき台小学校の目の前にあるけやき台コミュニティハウスでは、週3回ボランティアによる「寺子屋けやき塾」が開かれています。この日は4年生から6年生までの16名の生徒が集まり、思い思いに学校や塾の宿題、漢字練習や計算ドリル、数独パズルに取り組んでいました。

国立病院に勤務する傍ら、けやき台で自治会副会長を務める堤貴洋さんが昨年8月、地域の交流の場の一つとして寺子屋けやき塾を開校。堤さんは以前暮らしていた街が高齢化によって過疎化が進んでいく姿を目の当たりにしました。ニュータウンが団塊世代と若い子育て世代の二極化がされていくのを見て、「同じようなことがあってはならない。今暮らしている地域に恩返しがしたい。」という想いで、自治会の活動に参加しはじめたそうです。

 

子どもたちとの時間が何よりの楽しみに

_2塾長内田さんと

 

堤さんからの提案を受け、塾長に就任したのは自治会長の内田順さん。内田さんはけやき台小学校の元校長で、ウッディタウンの学校を中心に教鞭を執っていました。開校当初は生徒数も少なく、備品の調達も難しかったそうですが、学校や塾とはまた違ったアットホームな雰囲気が好評で生徒数は今もなお、どんどん増えています。

現在13名がボランティアとして登録しており、毎回3、4名が子どもたちに勉強を教えています。ボランティアの一人は「子どもたちと一緒に過ごす時間が新鮮で、私も元気をもらっています。この時間こそが何よりのインセンティブです。」と話してくれました。また、6年生の男子児童は「英語と塾と寺子屋に通っているけど、ここが一番楽しい!先生たちの説明はわかりやすいし、質問しやすい。」と、伸び伸びとした受け答えが印象的でした。

 

机上の勉強だけじゃない、縦のつながりが地域の輪に

_3カルタ風景
けやき塾では学校の予習や復習はもちろん、オセロやカルタ、折り紙などをする子どもの姿も。また夏休みには課題の習字をすることもあるとか。団塊の世代と子どもたちの交流を通して、伝承遊びが広がっている様子には微笑ましいものがあります。普段の授業以外にも、3月には衆議院議員の谷公一さんを招いての特別防災講演会を実施。消防本部の心肺蘇生を学ぶ親子講習には約65名の親子が参加しました。他には、パティシエエスコヤマの小山進さんの講演会と店舗見学会を実施するなど、保護者との交流も深めています。

三田市内の小学校でも一番生徒数が多いけやき台ですが、住民の高齢化も進んでいるのが現状です。「経験豊富で時間にも余裕のある団塊世代と、これからを担っていく子どもたちが一緒に過ごすことで地域活性につながっていけば…」と堤さん。
子どもたちの元気で伸び伸びとした笑顔と、ボランティアの皆さんのやさしい雰囲気が生み出すこの時間が、子育てしやすい街づくりの原点のようで、周辺の地域にも波及する日はすぐそこに来ているような気がしました。

 

<ボランティア募集中!>
寺子屋けやき塾では子どもたちをサポートするボランティアを募集しています。
年齢・性別・お住まいの地域などは一切問いません。見学も承っています。
ボランティア参加を考えておられる方、入塾希望の方は下記にお問合せください。

寺子屋けやき塾

school-tel 090-8639-4274(堤) _4プロフィール写真
school-addr 三田市けやき台3丁目63
school-mail kyk5ttm@gmail.com
school-target けやき小学校の4年生以上
school-capacity なし
school-datetime 月・水・金 17:00~19:00
school-money なし
school-month-money 100円/回